2014年11月8日土曜日

単位がそろった!!

本日、評価が二つ返ってきました。
最後に受けたモジュールの課題評価と、Dissertationの評価。

どちらもAで合格!!
そして、これでMA取得に必要な単位が全部そろいました!!
正式に認定されるのはまだ先なのですが、
とりあえず、やったーーー!終わったーーー!!!

授業の課題の方はなかなか厳しいフィードバックだったのですが、
苦労した(涙)Dissertationのフィードバックは、温かい言葉で満ち満ちてました。
最後に大サービスしてくれたようです。
以下、抜粋です。

Overall Comments/Areas for Improvement:
This is a very interesting dissertation, which makes an engaging read and which succeeds in making a genuine contribution to what we know about Japanese expert EFL learners.

Grasp of Field of Study:
You show familiarity with a large number of the relevant sources, and demonstrate a good ability to synthesize them. The literature review is well structured and clearly written. A particular strength of this section is that it includes a discussion of methodological issues in existing research.  You also succeed in identifying a gap in the literature on learner beliefs.

Methodological and Research Skills:
Sound motivation is provided for the qualitative methodology adopted, and you demonstrate good awareness of the limitations of the approach.  It was also good to see that the research took the form of a conceptual replication study. The data analysis is thorough, and the presentation of the data is skilful. You did an excellent job at identifying categories emerging from the data. The discussion relates the findings to previous research in a highly competent manner. The conclusion provides a helpful summary of the paper. The limitations of the study are well acknowledged. In sum, this is a very good piece of work.

Structure, Communication and Presentation – focus, organization, cogency, clarity, fluency, accuracy:
Clearly structured and well-written throughout.


Institute of Educationでは、評価がAとBのDissertationは、図書館に並べられます。
半年後、わたしのDissertationもあの書架に並ぶのかな。
感無量です。

2014年10月6日月曜日

全部終わって、修士未満。


Dissertationを製本に出す!と書いたきり止まっていましたが、実際には8月下旬に無事に修論を提出することができました。みなさま、応援ありがとうございました。

大学によっても、コースによっても違うと思いますが、私のコースでは、ハードカバー1部、リングでバインディングしたもの1部を提出することになっています。字数制限は、13500~16500ワードでした。わたしは、結局15689ワードになりました。このほかに、AppendixやBibliographyやAbstractやAcknowledgementがあります。同じものを、電子データでも提出します。

写真は、製本する前の中身です。我ながらよく書いたものだと思います。

さて、修論を出して、最後のコースワークも出して、もう授業もないのですが、成績発表および単位の認定は11月~12月になるとのことです。修士号の授与にいたっては、来年の4月~5月です。この間、日本的な感覚だと「修士課程修了」なんですが、履歴書には何て書いたらいいんでしょうね~。MA TESOLと書いたらウソになっちゃうし。

という訳で、早く単位認定されて、修士号がもらえますように。。。


2014年8月23日土曜日

Dissertationを製本に出した!


本日、印刷所にDissertationのデータを提出。
ギリギリですが、日本に帰国する前に自分の手で修論を出せる見込みになりました。
イギリス国外にいる人のために、代わりに提出してくれるサービスとか、
友達に頼むとかも考えたのですが、やっぱり自分で出せるのが一番。

覚えているうちに、昨日やったことを書いておきます。

・ 朝、Proofreadingが全部返ってくる。
・ 本文の手直しをする。(主に文法的なことだけど、内容に関わる部分もある)
・ 最初から最後まで読み直し。(音読していたら声が枯れたので、途中から黙読。笑)
・ 章番号の統一。(Chapter 1 とするか、1.とするか。センタリングするか。文字の大きさ。太文字にするか。タイトルの後、一行空けるか、等)
・ 英米表記の統一。(結局全部はできなかったけど、スペリングanalyze/analyse、コンマの位置 A, B and C/A, B, and C、など。)
・ 研究の参加者のことをinformant (supervisorはそう呼んでいる)と呼ぶか、participantと呼ぶか。最後まで迷った末に、participantに統一しました。
・ 行間隔を最後から最後まで統一。(途中で変わっていたりしたので、見直してよかった)
・ 参考文献の見直し。(これが大変だった。文献管理ソフトMendleyは、同じ著者が同じ年に書いたものはアルファベット順にa, b,と振っているのに、大学の基準では本文に出てきた順にa, bとするようになっているのです。Bibliographyを手で直して、本文も手で直しているうちに、Bibliographyが自動で元通りになっちゃったりして、本当に困りました。)
・ 本文とAppendixの切り離し。本文の参考文献とAppendixに入れたプロポーザルの参考文献が互いに影響しあって、思いがけないことになってしまったので、別々の文書にして、ページ番号だけつながるようにしました。
・ ワード文書をPDF化する。二つのPDFファイルを一つにつなげる技術はないので、本文のワードファイルとAppendixのワードファイルを一つにつなげた後、すかさずPDFに変換しました。全部見直して、おかしなところがないか、確認します。
・ PDFファイルを印刷所に持って行って、印刷と製本を依頼する。(←今ここ)

全部で74ページになりました。
できあがりが楽しみです。

2014年8月21日木曜日

double spacing って?

修論も最終段階。
Proofreading が明日戻ってくれば、明後日には印刷・製本に出せるかな、という感じ。
本当はLiterature Reviewを書き直したほうがいいと思うのだけど、
もうそんな余裕はない!

ここに来て、意外と時間がかかっているのが、スタイルの統一です。
文字の大きさやフォント、余白、ページ番号、セクション番号、参考文献、単語のスペリングをイギリス式にするかアメリカ式にするか、等々。

今日、困ってしまったのは、double spacingにするように、という指示です。
要するに「一行おき」に書けばいいんでしょう、と思っていたけど、調べてみたら
日本語ワードファイルでは正確なdouble spacingにできないのだそうです。

あわてて大学の図書館のコンピューターでdouble spacingの白紙の文書を作って、
これまで書いたものを貼り付けていきます。
それでも、次々と疑問がわいてきます。
段落と段落の間は、どれくらい空けたらいいのでしょうか。
もうちょっとジタバタしてみることにします。

2014年8月19日火曜日

修論提出までのドタバタ

わたしのコースの修論提出日は、9月1日です。
このターゲットに向かって、着々と書き続けて、すでに提出し終わった人もいます。
かと思えば、わたしのように、この土壇場で「あれもやってない、これもやってない!」と騒ぎ出す人もいます。(汗)

反省しつつ、これまでやってきたことを、覚書しておきます。
ちなみに、まだ提出してませんので、今もドタバタの最中です。

1月中旬:Dissertation Proposalを提出する。2500ワードと言われていたのに、半分も書けなかった   が、とにかく出す。
2月:Supervisorが決まる。リサーチの参加者を探す。Supervisorと面談。アウトラインを提出。
3月初旬:Ethics Formを提出。Information Sheet, Consent form, Interview scheduleを作る。
3月下旬~4月中旬:6人にインタビューしてデータ収集。
5月:Chapter 2 Literature Reviewを書く。約5000ワード。
6月:インタビューを書き起こす。データ分析をする。必要箇所を英訳する。
   
7月:Chapter 4 Data Analysisを書き終わる。約1万ワード。長すぎるので少し削る。
8月:Chapter 3 Research Design, Chapter 5 Conclusion, Chapter 1 Introductionを書く。
   訳がわからなくなってくる。
   Table of Contents, Abstract, Acknowledgementを書く。
   製本に足かけ3営業日かかることを知り、あせる。
   余白の設定。行間の設定。タイトルの書き方。ワードファイルをPDFにすることなどを知る。
   Proposalを書く。Proofreadingが返ってくるのを待つ。(←今ココ)
   最後の書き直し、読み直しをして、PDF化して、製本に出す。
   ハードコピーと電子データを提出する。

こうして書いてみると、8月に入ってからの作業量が異常なのがわかります。笑
最後にProposal2500ワードを書くというのも、なんかおかしい。
そもそも、修論本体も先頭から書いていないので、たぶん辻褄があいません。
でもとにかく早く提出したい!!

2014年8月13日水曜日

量的分析と質的分析

今日は修論スーパーバイザーとの最後の面談でした。
いろいろ有益なアドバイスと温かい言葉をいただいて感激!だったのですが、
中でも目から鱗だったことを、忘れないうちに書いておきます。

代表的な研究手法に、量的分析と質的分析があります。
わたしの修論は、インタビューで集めたデータを分析するので質的分析です。
今日のお話は、わたしがイントロダクションにうっかり"reliability"という言葉を使ったことから始まりました。

J先生によると、reliabilityというのは量的分析の言葉なのだそうです。
これに対して、質的分析で大切なのは、plausibilityとtransparencyです。
Qualitative studyの読者は、データ一つ一つの信頼性(reliability)を見るわけではありません。
最初から最後まで読んで、結論は信頼に値するかどうか(plausibility)を判断するのです。
そのために大事なのは、一つ一つの手続きを明らかに(tranparent)することです。
どうやって参加者を集めたのか。データはどうやって分析したのか。どうしてそういうことが言えるのか。どうやって裏付けをとったのか。
そういう、ていねいな説明が、plausibilityを上げ、ひいては研究の信頼性を高めるとのことです。

これまでアドバイスされたことが、一つにつながった気がしました。

2014年7月20日日曜日

データ分析のフィードバック

思いがけなく長くなってしまった、修論のデータ分析をスーパーバイザーに送って約2週間。
さきほど(日曜日なのに!)フィードバックが返ってきました。

See attached 〇〇- this is very good ... one or two comments all of which are all really requests for further clarification. I think we might reword research question 3 slightly for greater clarity too - but overall looking very good. Well done.
You deal with agency fine - the point is not whether the informants have agency or not, but their belief that they do.
This is an interesting study.
Best wishes, J

もー、涙が出るほどうれしいコメントです!
特に、中盤の"we"が、温かくて感激。
J先生は、一緒に考えてくださる先生なのです。
よーし、残りもがんばって書き上げます。。。。明日から日本だけど。